笑いと気づきを得られたある打ち合わせの風景
おはようございます。
東日本統括マネージャーのあさかわです。
先日、ある業者の方との打ち合わせの時の話です。
生涯忘れることのない衝撃的な打ち合わせで、大きな気づきを得たものでしたので、ここに紹介したいと思います。
初めてお会いするこの担当者の方は、聞いたところによると25歳。
難関の国家資格試験を取得すべく日々はげみながら働く、とっても爽やかな方でした。
長崎出身で、福岡から上京して2年。
真面目さと誠実さが、その立ち居振る舞いから滲み出てくる方でした。
その方との商談が始まり、ものの2,3分後、アクシデントは突然起こります。
「ぽと」。
ペンでも落ちるような音がしました。
直後、この方は、その落ちた何かを急いで探し、私に気づかれないようにポケットにそれを入れました。
「バッチか何かが落ちたんだろう~」と思って気にもしなかったのですが、それからその方の話し方が突如変化し始めました。
終始、口を手で抑え、話し方や笑い方がものすごく不自然になったのです。
なんと!!
打ち合わせ中に、歯が抜け落ちるというアクシデントが起こったんです!!
しかも、それがよりによって、前歯!
本人もひどくショックだったようで、何度も何度も私に謝りながら歯をはめ込みました。
しかし、なかなかそれが上手くいかず、最後は諦め、結局は、前歯一本が抜けたままで、その方は全力のプレゼンをされたんです。
今まで、本当に沢山の方と打ち合わせをしてきましたが、こんな経験は初めてだったので、正直笑いを抑えることが出来ませんでした。
結論から言えば、私はこの方の事を決して忘れることはないと思います。
ここで特筆すべき点は、彼がこの一連のアクシデントを否定的ではなく肯定的に捉え、そのうえで愛嬌をもって全力で私に接してきたことです。
きっとこの愛嬌ある方だからこそ、こうしたことが笑える素敵なエピソードになったのでしょう。
『セールスとは感情の移動である』。
アメリカで有名なセールスコンサルタント、ジグ・ジグラーの言葉です。
批判的ではなく、肯定的な感情。
怒りの感情ではなく、笑いの感情。
恥じる感情ではなく、人に喜んでもらいたいとする感情。
私たちも、常にプラスの感情を一杯のラーメンに乗せて、お客様に幸せという感情をお届けしたいと彼を通じて思わされました。
本日も、満一を支える世界中全ての方に感謝っ!!合掌っ!!